こんにちは(*´▽`*)わっ!
前回
「痛みは0にならない(かもしれない)」「痛みを0にするのは難しい」のひと言で、ガッカリさせられたり、もしくは怒りを覚えたり、そんな患者さんからの相談が結構多いよ~。
って、そんなお話をしてみました。
で、今回は、この「痛みを0にするのは難しい。の真意は?」ということです
ちなみに、セラピストの皆様にも「痛いままでも、生活を楽しめたら良いじゃないですか」的な、ちょっとズレた?安直な意味合いで解釈されている方もいるようなので、お気をつけあそばせ~
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「最後の楽園」とも言われている、オーストラリアのADAPT(アダプト)という、最先端の痛み治療プログラムがあります。
5年以上、いろんな治療を試しても効果が感じられず、日常生活や仕事に支障をきたしている方だけが受けられる治療プログラムなのですが、
初日にこんなことを伝えられます
「痛みを治そう!と思わないでください」と…
意味が分からないと、きっと(。´・ω・)?ヘ??ってなったり、(。-`ω-)ノムキ―ってなりそうですよね。
痛みを何とかしたい皆様にとっては矛盾するようですが、でも、これには最先端の痛み研究が解き明かしてくれた、ちゃんとした理由があるのです。
①痛みは「痛みに意識(注意)が向くと症状が強くなり、意識が痛み以外の別な方に向くと改善・軽減する」という特徴がある
②痛みを何とかしよう!とするほど、痛みに意識が向きすぎてしまう
③完璧主義な人ほど、ほんのちょっとの痛み、些細な痛みも見逃さないように、意識が向き、痛みを積極的に探してしまう
④完璧主義な人ほど、100点か0点かじゃないと気がすまなくなり(曖昧さを許容できない状態)、不快な感情が湧きおこる
⑤痛みのボリュームは感情が大きく影響している。不快な感情は痛みを増長し、快よい感情は痛みを改善に向かわせる
ざっくり簡単にまとめましたが、ぼくが知っている限りでもこんな感じ。
「痛みを何とかしたい!」「痛みを治そう!」とするほど、「今日の痛みはどうかな?」と患部をさわってみたり、あえて痛みを探すようなことをしてしまいます。
で、「やっぱり今日もまだ痛いや!」って、ガッカリする(不快な感情になる)
これ、思い当たるふしはありませんか?
「ここをこうすると…あれどの辺りだっけな…ここをねこうして、ほらっ、ここ!この角度で、この辺りがまだ痛くって」と、以前に比べると出来ることはたくさん増えているはずなのに、ほんの些細な、まだできないこと、や痛くなる動き、だけを気にして主張してしまう。
思い当たりませんか?
痛みが長引いているひとは、ほぼこのパターンにハマっちゃってますので気をつけましょ♪
「痛みを0にしようとすると、かえって治りが悪くなるので、痛みを指標にするのはやめましょ」
その代わりに
「今まで痛くてできなかったことを、少しずつ出来るようにしていくこと、を目標にしましょ」
これが「痛みは0にならないかもしれない」「痛みを治そうと思わないでください」の真意なんです。
痛みから注意(意識)を反らせて、出来る行動を増やしていく! その過程で、いつの間にか「そう言えば、痛いのが気にならず、行動をとれていたな~」となっていきます。
結果的に、その方が回復しやすいんですよね(*´▽`*)
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そんなこと言っても、具体的にどうすればいいのさー! そんな時には、まずは1回お試しで、かねたバランス接骨院へヽ(^o^)丿ドゾ