かねたバランス接骨院ブログ

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2020.03.02更新

皆様こんにちは!

かねたです

 

時間もないのでサラリと書き込みます

 

ご参考までにどうぞm(__)m

 

よく小・中・高の学生さん、とくにバスケやバレー、野球、サッカーをされているスポーツを頑張るお子様の相談を受けます

 

「すべり症なんだけど…」についてです

 

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『脊椎分離症または脊椎分離辷り症のあるアスリートを、約5年間追跡調査した結果。

連日の過酷なトレーニングにもかかわらず、症状を訴えた者は皆無。 若者にアスリートの道を諦めさせたり、激しい運動をさけさせたりする必要性はない』

http://1.usa.gov/NJNbpB

 

これはハンドボール、バスケットボール、バレーボール、体操選手、陸上選手を対象とした研究ですが、

脊椎分離症または脊椎分離辷り症のある、一流バレエダンサーも腰痛発症率に差はないことが明らかになっています。

分離症や辷り症を過剰に怖がる必要はありません。

 

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『腰痛患者の1.5% 健康な人の2.5% に脊椎すべり症が。 腰痛患者の9.2% 健康な人の9.7%に脊椎分離症が。 腰痛患者の20.0% 健康な人の34.0%に変形性脊椎症が。 ~その他の症状は中略~ 見つかる』

(Fullenlove TM & Williams AJ . Radiology.1957)
(Splithoft CA.Jama.1953)

 

痛い人でも、痛くない人でも、とりあえず撮れば、同じ割合で検出されます。

 

痛みと関連性があるなら、腰痛患者にたくさん検出され、健康な人にはほとんど見つからない。そんな割合になるはずです。

   

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画像所見と自覚症状について 

『すべり症をお持ちの方で、痛みなど自覚症状を訴えるのは3%。 分離症は、2%』

(Hartvigsen J et al.Lancet .2018)

 

本当に痛みの原因なら、すべり症や分離症が画像で検出された、残りの97~98%の人に痛みがないのはどうしてでしょうか? 

  

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痛みとほとんど関係性のないものを怖れて、過剰に反応すること自体が

脳の扁桃体を興奮させるなどして、痛みに過敏になったり、悪化、慢性化を引き起こしちゃいます。

 

①医療者は関係性のない画像所見を、痛みの原因のように指摘しないコト

②親やスポーツ指導者(先生)が、「それは大変だ!」「あまり無理すると壊れちゃうんじゃ!」なんて、焦ったり、余計に心配しないこと

(子供たち(選手たち)に、意味のない恐怖感を植えつけてしまいます)

③すべり症そのものよりも、別の要因に目を向けて、そこにアプローチしていく。

  

痛みと関係のないことを、痛みの原因だと騒ぎ、医療化してしまう… これは回復のために全く役に立ちません

   

「痛み関する正しい情報を身につけて、慌てず、回復に役立つ対処を積み重ねる!!

とても大切なことだと思います。

 

 

「これ以上辷るかどうか?」

正直分かりません。

冒頭に挙げた、スポーツ選手の5年間の追跡を見ると、

過酷なトレーニングをしても大丈夫なのは分かりますが… 

医学は100%ではないので、数ミクロン単位でも辷りが酷くなれば 「辷ってんじゃん」って突っ込まれるでしょうし、

逆に、あれだけ辷っていたものが、「あの時に比べると ちょっと元に戻ったんじゃない!?」 

なんてこともあるかもしれません。 

 

ただ、「痛みを改善させる」「パフォーマンスを回復させる」ことを目的にするならば、無用なご心配でしょう。

 

やはり、痛みやパフォーマンスと関係のないことを、心配して焦ってしまうと、それが影響を及ぼしちゃいますからね。

 

皆まさのご参考になりましたらm(__)m 

 

 

投稿者: かねたバランス接骨院


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