「分かっちゃいるけど…なかなかね~」
「…そうなんだろうけど…う~ん(すんなり受け入れがたい)」
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〇〇をしたい(〇〇になりたい)
↓
そのためには▢▢をやった方がいい
↓
分かっちゃいるけどね~ でも、なかなか・・・
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↑↑↑
こんなパターン、よくありますよね?
したいことも、するべきことも分かってるけど、なんか抵抗感がある
「なりたい、やりたい、変わりたい自分」と、
「そのままでいたい、現状にとどまる方が安心っていう自分」
まさに綱引き状態。
「痩せたい!」
甘いの食べるの少し減らしたりすればいいのは分かってるよ…分かってるけどね~
「肝機能が!」
お酒を減らせばいいんだろうけどね~、でも、なかなか…
「メタボ!」
運動すればいいのは分かってるの。実際、自分でも運動不足を実感してるし。でもね~
「片づけ!」
整理されていたほうが、すぐに取り出せたり、探す手間が省ける、それはそうなんだろうけどね~
よくあります
実際に、当院でも
痛みについてすんなりご理解されて、ワークにすんなり取り組まれた方々は
スムースにそれ相応の結果を出されております。
そもそも私の院に来ていただいた時点で
「今の状態(痛みの悪循環)から抜け出したい」
「もっと楽になりたい」
ちょっとでも、そんな気持ちがあるからのはず。
(「絶対、治りたくない!」「今のまま、ちょっとも変わる気はない!」という主訴の方は今のところ見たことありません(笑))
でも、
抵抗感が強くて、
「痛みについてなかなか受け入れがたい!」
(医学的にはそうなんだろうけどね、あなたはそう言うけどね、分かっちゃいるけどね… でもね、う~ん)
「ワークになかなか取り組めない!」
(いや、やればいいのは分かってるけどね、でも、なかなかね~)
ってなる方がいらっしゃるのも事実です
そんな時に
若いころの私は、正論をぶつけていきました(笑)
「いや~、〇〇さん、そういう感じだから回復しにくいんですよ」
「それは回復するために役に立たないっすよ! 本当に治りたいなら、もっとこうしたほうがいいですよ」
ってね(笑)
そうすると、患者さんはどうなるか?
ご想像通り
「・・・(無言)」になるか
「・・・いや、わかるけどねっ、でも…(反論)」ってますます抵抗が強くなっちゃうか
です
面白いですよね
「治りたい」し、「治るためにはやった方がいい」のも分かってるけど、
なかなか「出来ない(受け入れがたい)」
そして、分かってるけど、他人から指摘されると抵抗しちゃう。
わけですから。
さあ、ここで質問です
セラピストの皆さんは
この状況、どのようにアプローチしていますか?
私は個人的に
このような方をいかに、適切な方向にガイドするか? 導くのか?
ここがプロとしての、ひとつの存在意義と思っております。
だってね
すんなり信頼関係ができて
なんでもスムースに受け入れてくれて
少しの抵抗もなく毎日コツコツ、ワークを実践しちゃう
こういう方って、そもそも慢性化してないんじゃないの? って思っていますので
慢性化するには、それ相応の抵抗感があります。
ここのアプローチ
慢性の悪循環から抜け出し
「いや~、よかった~(もっと早くに相談にくればよかった)」
「毎日苦しかったけど、いま本っ当に気にならないし、毎日が楽しいね~(もっと早くに相談に来ればよかった)」
と、患者さんに楽チンになってもらうためにも、(私が嬉しくなるためにも)
とても大切なポイントだと思いますし、日々勉強が必要と痛感している部分でもあります。
ということで
勉強会のお知らせです(笑)
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3月9日(土) 19:00~
定期勉強会
「慢性の痛みに対する認知行動療法アプローチ」
最近では
セラピストさんだけでなく、患者さん、痛みに興味のある一般の方も参加されております
ゆる~い、気軽な集まりですのでお気軽にお声がけくださいませ。
今月は、ストレスの引き金になりやすい「べき思考」を取り扱ってみまーす
扁桃体の暴走は、周りのせい他人のせいじゃなく、あなたの受け止め方にあるのかもしれませんよ~
正論をぶつけずに、どうガイドしていったらいいんだろうね~?
みたいなケースワークもできたらいいですね
それでは
ご都合ご興味ある方は、コチラをポチっと押してお問い合わせくださいませ_(._.)_
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