こんにちは!かねたです
遊びも仕事も学びも全力っぽいので
最近では修造系と言われてます(松岡修造さんには申し訳ないですが)
かねたさんは「サメ」と言われたこともありました(前にしか進めないタイプという意味だったようです)
そんな熱い思いをこめまして、今回は
『マインドフルネスのこと、誤解してない?』ってテーマを。
ご存知の通り(ですかね?)
慢性の痛みに対して、認知行動療法やマインドフルネスが有効であることが分かってます。
で、マインドフルネスの話になると
「あれでしょ、瞑想するやつ」とか
「ヨガとか瞑想みたいなことするやつですよね」って質問されることが非常~~~に多いんですね。
まあ、たしかにそう言うイメージはありますけど、ヨガとか瞑想をすること=マインドフルネスではありません。
本来のマインドフルネスの状態は
「良い悪いなどの評価することなしに、今この瞬間に、意識的に注意集中をむけること」!!
過去のできごとや 未来の予定、将来起こりえるかもしれない未定なコト、に思いが捉われることなく
その瞬間瞬間の、目の前の出来事や自分の考え感情に、ノンジャッジメント(評価・判断しない)で注意を向けていく。
そんなことがマインドフルネスのトレーニングですので、べつに瞑想やヨガじゃなくてもいいんです!!
ご飯食べてるときでも(味や香り歯に伝わる食材の固さなど)、
歩いている時でも(一歩の歩幅や歩く時の重心の動き方、足の裏に伝わる床の感覚など)
誰かの話を聴いている時でも(相手の表情の動き、伝えてくる一言一言、聞いている自分のわき起こる気分考えなど)
テレビを観ている時でも、トイレで踏ん張っている時でも
特定の物事に対して注意集中を向けたり、
その注意集中の対象を意図的にすばやく切り替えることができるようになる!
これがとても大切なんです。
ですから、瞑想や座禅・ヨガはマインドフルネスの練習を手助けするひとつの手法でしかないんですね。
その他よく聞かれる質問です
① 「無になれないんですけど~」
無になる必要はありませーん
意識的に注意集中を向けるトレーニングですので、沸き起こった考えや感情は「あ~、〇〇と思った」「〇〇と考えた」みたいにノンジャッジで遠くから眺めるようにして、また特定の対象に注意集中をもどせばいいだけです。
「また考えちゃった!」「また無になれなかった」と“ジャッジメントするクセがある自分”にも気づいちゃいましょー
② 「なるべくポジティブな考えに切り替えるようにしてるんですけど~」
はいはい、ポジティブシンキングの人がよく陥りますね~
ネガティブなものはダメなコト、身体に悪いこと、やめなきゃ!ってジャッジメントしていることに気づきましょう
「ただ、気づいて、注意深く眺める」だけでOK!
気を付けたいのは次の3点
・これじゃダメって評価して目を反らそうとすること
・ネガティブな気分を無理に消そうとして抵抗すること
・そのことだけにとらわれちゃうこと
ポイントは遠くから眺めるように、ただただ他人事のように観察する感じ、
充分に眺めたら、また特定の対象に注意集中をもどしてみましょう!
③ 「寝ちゃう」
しょうがない! 眠いんだから(´ー`)
寝ちゃったことに対して、どんな考えと気分がわきおこりましたか? 気づいて、遠くから眺めることができたら
それも自分の思考のクセに対する、ひとつの気づきになるでしょう
できる範囲で、特定の対象に注意集中を向ける! 反れたら、また戻す!
慣れないうちは、注意があっち行ったり、こっち行ったり、しちゃうでしょう。
それを「意識的に戻す!」ことを繰り返していると、一つの対象に注意集中を向けるチカラが養われてきますよ~
筋力トレーニングと一緒
右にずれていった重りを、左にひっぱり返す! 繰り返していると、左にひっぱるチカラが強くなるでしょ(´ー`)
④ 「えっ!? で、それが痛みの軽減にどうしてつながるの?」
まあ、簡単に言えば
痛みに意識が向いて、そればかりに注意が捉われていると、余計にひどくなって長引く。んです
反対に
痛み意外のことに注意集中を向けることができるようになると鎮痛に働く。んです
さらに
痛みにとらわれずに、遠くから眺めることができたり、
痛みから別の対象に注意集中の切りかえが早くできるようになると、
痛くてもやりたいことができたり、行動することができるようになります。
やりたいことができたり、身体を動かすことができるようになると、報酬系もはたらくのでさらに鎮痛につながりますよ。
正しく理解して、うまく活用しちゃってください。 特殊な時間に特殊なコト、では意味がありません
日常の生活のなかで活用できるといいですね。
好循環にのっちゃいましょ~
よく理解しきれなかった方
もっと具体的に練習したい!なんて興味のある方
いつでもお問い合わせをm(__)m
以上 『マインドフルネスのこと、誤解してない?』でした