かねたバランス接骨院ブログ

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2017.06.13更新

これをご覧いただいたことで

何かしらお役に立つことがれば幸いです

 

「ヘルニア」

 

長らく、腰の痛みの原因として注目されておりました「椎間板ヘルニア」

 

飛び出した椎間板が、神経を圧迫することにより、「痛み」や「しびれ」を引き起こしている!!

だろう…という理論のもと治療がすすめられてきたわけです。

 

たしかに、そう言われると

怖くなりますよね~

そして、「手術しないと!」「手術をして神経の圧迫を取り除かないと!」ってなります

 

そして実際に、手術をして改善したというお話を聞きますと、「確かにヘルニアが腰の痛みの原因だったんだろう」と

さらに思い込んでしまうわけです。

 

「先進医療を誇る日本ですが、こと痛みという分野においては欧米諸国に比べて20年以上遅れているのが現状です」

(『痛みを知る』著者 痛み研究の世界的第一人者 愛知医科大学名誉教授 熊澤孝朗 より 引用)

 

痛みは病院や治療院にかよい始める、イチバンのきっかけになります。

でも、その痛みについてよく分かっていなかったのが現状だったんです。

 

そこで、アメリカは国を挙げて研究を進めることになりました。

2001年~2010年まで「痛みの10年」宣言です。

 

この大規模な研究により、

これまで常識と思われてきたことが覆され、新しい「事実(本当のトコロ)」が解明されてくることになります。

 

たとえばこんなこと。 

 

①健康な人の76%にヘルニアが、85%に椎間板の変性がみつかります

 とくに痛みもシビレもなく、健康な人でもとりあえず画像検査してみると、76%の割合でヘルニアが見つかるんですね。

 腰が痛くない人でも3分の2の人は、ヘルニア持ちなんです。

 ここから「画像検査により椎間板に異常があったとしても、それが必ずしも痛みや坐骨神経痛を引き起こさない」という事実が明らかになっているのです。

 

 〇すでに椎間板ヘルニアと診断された強い腰下肢痛を訴える患者46名と、

  年齢、職業、性別などを一致させた健常者46名の腰部椎間板をMRIで撮影し、

  内容を知らない2名の神経放射線医師に両群の画像を読影さえた結果。健常者の76%にヘルニアが、

  85%に椎間板変性が認められた。  Boos N.et al:Spine,1995

  ↑

  この研究、国際腰痛学会の最優秀論文賞を受賞しております。

 

②手術をしたグループと、保存療法をしたグループと、長期の治療成績は変わらない

 ヘルニアだ!大変だ!→手術しないと! ・・・ これ、よくあるパターンですね。

 「手術が痛み治療の最高峰!」という思い込みからくるものです。

 でも、実はですね、手術をしたグループと、手術をしないでリハビリを頑張ったグループ(保存療法)で、その後の治療成績を比べてみると・・・

 なんと、2年経過後にはどちらも同じ痛みレベルになっちゃう。そんな事実が明らかになっているんですね~

 

 〇椎間板ヘルニアに対する手術に関する論文81件を厳密に検討した結果、

  椎間板ヘルニアの手術成績は、短期的に見れば良好だが、長期的に見れば保存療法とほとんど変わりがなく、

  心理社会的因子の影響を強く受けていることが確認された。

  J Gen Intern Med. 1993 Sep;8(9):487-96.Surgery for herniated lumbar discs: a literature synthesis.Hoffman RM1, Wheeler KJ, Deyo RA.

 

 

③腰下肢痛を訴える椎間板ヘルニアの、手術の成績と関係しているのは、画像所見でも、理学検査でもなく、心理テストである

 手術をしたら痛みが改善した! こんなケースがあるのも事実です。

 中には「手術をしたけど、いまいち改善しなかった…」なんてケースがあるのも事実です。 

 でも、これって、一体何が手術の効果に影響を与えているんでしょうか?

 そんなことを明らかにした研究もあるのです。

 結果はこうです。

 手術の成績にイチバン大きな影響を与えていたのは、心理的な要因だった。ということなんです。

 手術の成績を左右するのは、ヘルニアがきれいに取れた(画像検査)…とか、筋力や可動域が改善した(理学検査)…とかではなく、心理社会的因子(ストレスなど こころの要因)が深~く関係してるんだよ。ということが最新の研究にて明らかになっているんですね。 

 

 〇腰下肢痛を訴える椎間板ヘルニア患者84名を対象に、画像所見、理学所見、心理テスト(MMPI)と

  手術成績との関係を調べた結果、手術成績と最も関係が深かったのは、画像所見でも理学所見でもなく

  心理テストだったことが判明。

  J Bone Joint Surg Am. 1990 Feb;72(2):230-7.Elective discectomy for herniation of a lumbar disc. Additional experience with an objective method.Spengler DM1, Ouellette EA, Battié M, Zeh J.
 

 

だから、認知行動療法という心理療法を主軸とした新しい治療プログラムの方が、従来の「からだのどこかに異常があるはずだ」という治療戦略よりも、治癒率も再発予防率も優れているのです。

 

最近では、「ヘルニアがあっても痛む人と痛みが出ない人の違いは、心理的なストレスがあるかないかに左右されている」なんてことが分かっております。

 

そー! だからなんですよ!

だからですね

 

〇ヘルニアは「それ自体は無害」なのです

〇それよりも、何よりも、こころの状態が症状に与える影響が大きいのです

〇ので、手術よりも認知行動療法という心理療法を主軸にした方が、治る確率が高くなる

〇だから、手術を選択する前に、やれることがたっくさんある。わけです

 

さあ、最先端の正しい情報をお伝えするまで、が「私、かねたの課題」です

 

この情報を聞いて、どう受け止めて、どういう行動を選ぶか?は「皆様の課題」となります。

 

私はと言いますと・・・

一応プロフェッショナルですので

日頃「なせる善をすべてなしているか」!!

ここを、とっっっっっても大切にしております

 

現段階で最も有効とされているのが「認知行動療法」であるならば

他のおクスリに比べて、このAというおクスリが、治癒率も再発予防率も今のところイチバンなんだよ

そんな情報を知っていて、持ち合わせているならば・・・

 

やっぱり、クスリA(認知行動療法)をおススメしちゃいますね<m(__)m>

 

この情報が、ヘルニアで苦しむ皆さまにとって、少しでもお役に立てますように。

 

 

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長引く腰痛 しつこい膝や股関節の痛み など

長引く慢性痛 ぶり返す関節の痛み 動けなくなるほどの激しい痛みには

かねたバランスの「筋膜療法」と「痛みの認知行動療法」がお役に立てるかもしれません

 

悩んでいないで まずは ご相談くださいm(__)m

 

 

 

投稿者: かねたバランス接骨院


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