こんにちは 金田です!
いつもご覧いただきましてありがとうございます。
今回は『スポーツ選手の腰痛』について
スポーツを頑張る学生や、プロのアスリートにとって、腰が痛くなったとき「椎間板ヘルニア」や「分離すべり症」なんて診断されると
「えっっっ!!!」と驚くと同時に、
「競技できなくなるんじゃないか…」とか
「試合前の大事な時に…」なんて
不安や焦り、がわきおこってくるかと思います。
でも、そんなに心配することはありません。
決して、他人事だから軽く見ている。わけではありませんからね
「恐怖は常に無知から生じる!!」
これまでの古い常識からくる色眼鏡を外して、ちゃ~んとした根拠に基づく情報を手に入れれば見えてくるものがあります。
①ヘルニアや分離すべり症などの関節の変形は、健康な人でも、腰痛持ちの人と同じくらいの割合で持ち合わせている
②手術をしたグループも、手術をせずにリハビリを行ったグループも、長期的な治療成績は変わらない
③ヘルニアや分離症すべり症をもっているスポーツ選手が、激しい運動をしても腰痛発症と関連性がないこと
④画像の異常や理学検査よりも、心理的、社会的な要因が、腰痛と関連していること
だからね、過剰に怖がらなくても大丈夫!
かえって、そのようなネガティブな情報やそこからくるネガティブな感情が、症状をヒドクしてしまいます
ヘルニアや分離症すべり症なんて言われたら
慌てず焦らず、まずはご相談ください_(._.)_
手術を選択する前に、やれることがたっくさんありますよ!
【アスリートの腰部椎間板ヘルニアや坐骨神経痛】
アスリートにとって、腰部椎間板ヘルニアは震え上がるような病気だが、長期的予後は驚くほど良好。
坐骨神経痛は自然治癒する可能性がきわめて高く、保存療法を行なった患者の38%が1ヶ月以内に回復し、52%が2ヶ月後までに回復する。
http://1.usa.gov/Q4de6P
馬尾症候群などの「進行性麻痺」で緊急手術が必要となるアスリートはごく稀。
アスリートの大多数は保存療法によって着実に回復し、その後、少しずつ厳しいトレーニングを再開できます。
【脊椎分離症すべり症をもつアスリートの追跡調査】
脊椎分離症または脊椎分離辷り症のあるアスリートを、約5年間追跡調査した結果。
連日の過酷なトレーニングにもかかわらず、症状を訴えた者は皆無だった。
若者にアスリートの道を諦めさせたり、激しい運動をさけさせたりする必要性はない。
http://1.usa.gov/NJNbpB
これはハンドボール、バスケットボール、バレーボール、体操選手、陸上選手を対象とした研究ですが、
脊椎分離症または脊椎分離辷り症のある、一流バレエダンサーも腰痛発症率に差はないことが明らかになっています。
分離症や辷り症を過剰に怖がる必要はありません。
【椎間板ヘルニアによる腰下肢痛の治療成績に関係するもの】
椎間板摘出術が予定されていた、腰下肢痛患者84名の治療成績を、
神経学的所見、SLR、画像所見、心理テストの4項目で比較した結果、
治療成績と最も関係が深かったのは、理学所見や画像所見ではなく、心理テストだったことが判明。
http://1.usa.gov/qMXXcm
椎間板ヘルニアの治療成績を左右する、もっとも大きな要因は、心理社会的因子だということが明らかになっています。
さあ、皆さんも
安心と勇気をもって、一歩前に進んでみましょう!
かねたバランスの
「トリガーポイント療法」「筋膜リリース」そして「痛みの認知行動療法」が
腰痛でお困りのスポーツ選手のお役に立てるかもしれません。
不安を抱えたまま、時間が過ぎるのを待つのはツラいもの
ぜひ一度 ご相談だけでもどうぞ!