こんにちは!
金田よしひろです!
今日の朝いちばんで報道されてましたね~
健康情報サイト「WELQ」の公開自粛
「ついにここまできたのかー!!」と思い
いてもたってもいられずにガーっと書き込みました!
この爆発力、他の分野にも活用できればいいんでしょうけどね(笑)
さて、みなさんはヘルスリテラシー鍛えてますか???
いたずらに副作用や毒性だけをアピールする情報
動物実験の結果、こんなにも害があるんだぜ~
みたいな、不安や恐怖をあおって「注目を集めよう」とする情報
〇〇さんも効いたんだって~。と、実際に効いたから、あれは効果があるものだ。
と、強く思い込んでしまう傾向のある人
大学病院のエライ先生が言ってたから…
専門家の研究結果だから…
といってすぐに飛びついてしまう傾向のある人
そんな人たちは要注意ですよΣ(・ω・ノ)ノ!
「リテラシー」 ~情報を見極め、活用する力。のこと
医療健康分野の情報を、見極め活用する力のことは~「ヘルスリテラシー」
テレビや雑誌、インターネットなどから流れてくる情報を見極める力のことは~「メディアリテラシー」って言います。
んでね
日本人は「ヘルスリテラシー」が低いんです。
だって、情報を読み取る勉強をしてこなかったから。
だから、根拠の薄い情報でも、なんか目を引くものであれば信じ込んじゃいます。
まあ、信念が強ければ強いほど、強力なプラシーボ効果が働いて、それはそれで効果が出ますから、そっと見守るだけにしてますけどね。
いずれにせよ、「ヘルスリテラシー」は高めておいた方が、いいと思います。
そのほうが後々のメリットがかなり大きいと思います。
健康のためだけではなく、他者(他人の意見、情報、周囲の出来事)に振り回されない、自分軸を確立した人生を生きるためにも。ね
『ヘルスリテラシー』については、こんなサイトもご参考に_(._.)_
http://www.healthliteracy.jp/kenkou/japan.html
そして
『信頼度の高い情報かどうか?』
このようなエビデンス(科学的根拠)のレベルの階層も参考にしてみてくださいね(´ー`)
↑にいくほど質が高い、強い根拠があり信頼できる研究内容
↓にいくほど根拠に乏しい情報になりますよ
レベル1 体系的レビュー
レベル2 二重盲検法によるランダム比較試験
レベル3 ランダム比較試験(無作為な比較対照試験)
レベル4 コホート研究
レベル5 二重盲検による比較対照試験
レベル6 比較対照試験(無作為ではない)
レベル7 症例対照研究
レベル8 複数の症例報告
レベル9 症例報告
レベル10 治療者の個人的知識や経験見解
レベル11 動物実験
レベル12 患者の個人的な意見体験
たとえば
〇〇先生が動物実験の結果(レベル11)を持ち出して、「××なんだ!」と説明していた(レベル10)から
大学病院の先生(レベル10)がこんな症例がたくさんある(レベル8)と言っているから
な~んて
くれぐれも、これくらいのレベルの低い情報にはすぐに飛びつかないように_(._.)_
自分のリテラシーの低さを露呈することになっちゃいますからね
少なくとも
「人を対象にした研究なのか?」
「比較研究されているものかどうか?」くらいは、チェックしてみてくださいね
根拠を尋ねよう!!
ヘルスリテラシーを高めよう!!
そして自分らしく健康的に生きよう!!
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なぜなら
ヘルスリテラシーが低いとね…
①医療の質が低下、健康状態の悪化、救急搬送率入院率が上昇する
(AHRQアメリカ医療研究品質局 Editrial,lancet,2009)
②ヘルスリテラシーが低いほど死亡率が上昇する
(52歳以上の7,857名を5年間追跡したコホート研究 Bostock S.et al BMJ,2012)
③ヘルスリテラシーの低さは健康状態の悪化と死亡率の上昇に関連
(ヘルスリテラシーと健康状態に関する体系的レビュー Berkman ND.et al Ann Med,2011)
健康になりたくて、健康情報を鵜呑みにしちゃう人ほど、病気になりやすくなっちゃうから。ね